小さいころから
河原や海で石を拾ったり、
森で枝を拾ったりするのが好きです。
同じ形や色はなくて、
たくさんの選択肢がある中で
これ!と思うものを選ぶって楽しいです。
三内丸山遺跡というところでは、
手に取りたくなるようなグッとくる石がたくさん出てくるそうです。
そんなですが、デザインをさせていただいているMotomoto Kumaで、森でグッときた「枝」をバキュームパックして販売してしまいました。
試作を展示したところ、ハーブ農家の知人に「ついにやったか・・」と言われました。(でも気に入ってくれました)
クロモジは、山に美しく佇むマットブラックの低木です。
すごいところは、クロモジの枝にはレモングラス、ラベンダー、ミントの香り成分が自然に重奏的に含まれているんです。香りを嗅ぐと、街にいても森で深呼吸しているような気持ちになります。
日本では、中世から旅人が
枝を携帯して、
疲れたら香りを嗅いでいたそうです。
でも枝を見てもそんなことは伝わらない!
と思って、愛媛の久万(くま)の山に
香りのイメージを撮影しに行きました。
そしたら迷いました。
3時間くらい霧の深い道をひたすら
くねくねと進みました。
突然、山の頂上に出ると
そこは雲の上でした。
青空に渡り鳥が飛んでいて、
目の前は濃い霧で
下は雲で、
ひたすらシャッターを切りました。
おかげで森をそのまま詰めたような
パッケージになりました。
クロモジは削って香りを楽しんだり、
お茶として煮だしたり、
1-2ヶ月ジンに漬ければボタニカルジンになります。
楽しいので色んな方に試してほしいなと思っています

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